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富山保信さんに対する再審棄却決定を弾劾する

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《お知らせ》

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2013・2・9富山再審集会へのご参加ありがとうございました。

多数の参加者で集会を成功させていただきました。再審へむけてがんぱりましょう

2013年 2・9富山再審集会案内

開示証拠が裏付けた暗示・誘導

ただちに再審開始を!―証拠はまだ隠されている

日時:2013年2月9日(土)午後6時30分
講演:浜田寿美男さん(奈良女子大名誉教授・発達心理学・法心理学および供述分析)
報告:葉山岳夫弁護士(富山再審弁護団)
会場:きゅりあん第4講習室(5階) JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線/大井町駅下車

 

会場案内地図:きゅりあん第4講習室(5階) JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線/大井町駅下車

2011年5月7日開催の集会

 

 富山さんの無実を裏付けた開示証拠 -- 今こそ再審開始・無罪を!

5・7富山再審集会

 

《講演》 「証拠の保管と証拠開示:最高検メモ取扱い通達を通して考える」 --指宿 信さん(成城大学法学部教授)

《報告》 原田史緒弁護士(富山再審弁護団)

初めて参加された方8名を含む53名で成功しました。ありがとうございました。 

◎証拠開示をかちとる

 昨年(2010 年)1 月21 日、東京高裁第4 刑事部は検察官にたいして公判未提出証拠を開示するよう勧告しました。
 開示勧告の出た証拠は、請求人・富山保信(とみやまやすのぶ)さんの本件逮捕写真、目撃者A 〜 E 5名の供述調書と取調べに関する捜査報告書、その他の目撃者の供述調書、取調べに関する捜査報告書であり、捜査報告書には写真面割り、面通しに関するものを含むとされています。実質的に、本件の全目撃者の供述調書、捜査報告書を開示すべきであるという裁判所の判断です。
 検察官はかたくなに証拠開示を拒否してきましたが、粘り強い闘いがついに証拠開示勧告を実現し、この証拠開示勧告にもとづき、昨年5 月14 日、富山さんの逮捕写真、目撃者の供述調書、面通し報告書等、60 点の証拠が開示されました。さらに、追加して今年3 月に8 点の調書が開示されました。

 ◎証拠を隠しつづけた検察官

 弁護団は当初から一貫して証拠開示を求めてきました。
 再審において、弁護団は、全証拠の開示を求めました。とりわけ、目撃者全員の供述調書および捜査報告書等の開示を強く求めました。二審において捜査責任者の警察官が「約40 人の目撃者を取り調べ、34 人分の目撃調書を作った」と証言していますが、公判で開示されたのは7 人の目撃者の調書であり、残り27 名の目撃者を検察官は明らかにしようとしませんでした。弁護団は、すべての目撃者を明らかにすることが富山さんの無実を裏付けることになると考えました。

 ◎無実を裏付ける開示証拠

 開示された証拠によって、警察・検察が目撃者を誘導して、富山さんを犯人だとした「暗示・誘導の過程」がこれまで以上に明確になりました。開示された証拠をみると、富山さんとは違う犯人像を供述した目撃者に富山さんに似た犯人像を供述させたり、1 回目の写真選別では富山さんの写真を選ばなかった目撃者に、2 回目の取調べでは富山さんの写真を選ばせたりしているのです。

 ◎まだ隠されている富山さんの無実を証明する証拠

 しかも、弁護団が開示を求め、裁判所が開示を勧告した「富山さんは犯人ではない」と断言している目撃者(新聞記者とその姉)の捜査記録については、検察官は「不見当」として、その存在を否定したのです。この人たちは、警察で取調べを受け、「この中に犯人はいないか」と写真も見せられています。その捜査記録が全く存在しないということはあり得ません。検察官は、現在にいたっても重要な証拠は隠し続けているのです。
 つい先頃の「村木事件」でも明らかなように、検察官の証拠ねつ造・隠蔽によって冤罪が繰り返し起きています。多くの冤罪事件で、証拠開示が無罪の決め手となってきました。村木事件(無罪確定)では、「最も優秀」といわれてきた特捜部の実態、事件のデッチ上げ、検事による証拠改ざん・ねつ造の発覚と組織ぐるみのもみ消し工作が白日の下にさらされました。
 ◎検察官はすべての証拠を開示せよ! いまこそ再審開始・無罪へ検察官はすべての証拠を明らかにすべきです。富山さんの無実を証明する証拠を、これ以上隠蔽・隠滅することは許されません。検察官はただちにすべての証拠を開示せよ!
 富山さんは無実です。いまこそ全証拠の開示をかちとり、再審開始・無罪を実現しましょう。
 5月7日(土)「5・7富山再審集会」への参加を訴えます。

 

 

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2010/6/21
富山再審(異議審)で、検察官が手持証拠の一部を開示!

ニュースNo.260(2010年6月25日発行)

6月21日、検察官が証拠を開示
メッセージ
毎日新聞より

1月21日の東京高裁第4刑事部(門野博裁判長)の開示勧告を受けて、6月21日、検察官は未開示の証拠を開示した。

東京高裁(第4刑事部)が検察官に証拠開示を勧告

□ 検察官は裁判所の勧告に従い証拠を開示せよ!

2010年1月21日、東京高裁第4刑事部において三者協議が開かれ、門野博裁判長は検察官に対し公判未提出証拠を開示するよう勧告しました。
開示勧告の出た証拠は、
1.請求人の1975年1月13日逮捕当時 の写真
2.目撃者Aの供述調書、同人の取調べに関 する捜査報告書
3.目撃者Bの供述調書、同人の取調べに関 する捜査報告書
4.目撃者Cの供述調書、同人の取調べに関 する捜査報告書
5.目撃者Dの供述調書、同人の取調べに関 する捜査報告書
6.目撃者Eの供述調書、同人の取調べに関 する捜査報告書
7.その他の目撃者の供述調及び取調べに関 する捜査報告書
であり、捜査報告書には写真面割り、面通しに関するものを含むとされています。
  実質的に、本件の全目撃者の供述調書、捜査報告書を開示すべきであるという裁判所の判断です。
  異議審における証拠開示勧告は前例がなく、今回の勧告は画期的とも言えるものです。

 

東京高裁第4刑事部(門野博裁判長)は

再審請求棄却決定を取り消して、再審開始決定を出してください

 

あなたの署名が再審の扉を開きます

裁判員制度は裁判の死だ(富山保信)NEWS NO.189
真実はひとつ、私は無実です。 勝つまでがんばります。 NEWS NO.188
東京高裁第三刑事部の再審請求棄却決定を弾劾する NEWS NO.187
富山保信さんに対する再審棄却決定を弾劾する ●パンフ(2004年4月発行)

 東京高裁第三刑事部(裁判長・中川武隆)は3月30日付で再審請求を棄却する決定を行いました。これは、事実に反する間違った決定です。断じて承伏できません。

 

冤罪とたたかうひとたち、富山再審無罪かちとる会
テーマソング

♪ 『翼よ』 −−のご紹介 ♪

 

 『無実の富山保信さんの再審無罪をかちとる会』では、富山さんの無実を訴え、再審をかちとるため、ともにたたかってくださる方を求めてます。再審に勝利するためには多くの人々の力が必要です。また、再審弁護団のたたかいを支えるための裁判費用等、多くの資金を必要としています。
 あなたもぜひ会員になって富山さんの再審を支えてください。会費は月額1口千円です。あなたの会費は、再審にむけた運動づくり、再審の弁護費用等に役立てられます。会員には、月1回、『無実の富山さんの再審無罪をかちとる会ニュース』をお送りします。『かちとる会』では月1回、例会を開き、再審をかちとるため何をしたらいいか話しあっています。
 また、学習会や現地調査を行い、富山さんの無実について勉強しています。ぜひ、これらの集まりにもご参加ください。

☆会費の振込先☆
 郵便振込口座番号: 00140−1−1506  「無実の富山保信さんの再審無罪をかちとる会」

◎無実の富山保信さんの再審無罪をかちとる会
 東京都港区新橋 2−8−16 石田ビル4階 救援連絡センター気付 (TEL 03-3591-1301)

◎無実の富山保信さんの再審無罪をかちとる広島の会
 広島市西区福島町 1−24−1

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